2.教育活動 |
教育実践上の主な業績 |
年 月 日 |
概 要 |
(1)教育内容・方法の工夫(授業評価を含む) |
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1) |
視覚教材を効果的に利用した授業:京都ノートルダム女子大学人間文化学部共通教養科目「外国文学」(アラブ文学) |
2007年度前期 |
学生に親しみのある「アラビアンナイト」を題材にして、そこに含まれている説話を学生とともに読み、物語の構成や登場人物の配置などに関して分析を行っている。物語を読むだけでなく、その物語をもとに製作された映画の鑑賞も行い、物語と映画の比較考察をしている。視覚教材を効果的に利用し、学生の理解度向上に役立てている。 |
2) |
実物に触れながら異文化理解を深める授業:京都ノートルダム女子大学人間文化学科専門科目「中東文化論」 |
2006年度前期 |
中東地域の文化を学習する科目である。関連講義を行いながら、同地域の衣服や工芸品などの実物に触れることによって、そこにある人々の生活・社会・宗教・芸術について学生がより深く学べるように工夫している。実物がない場合は、画像・映像を用いて視覚に訴えることで、学生の理解の促進を図っている。 |
(2)作成した教科書、教材、参考書 |
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1) |
テレビ教材:放送大学テレビ科目『初歩のアラビア語〜アラブ・イスラーム文化への招待〜』の放送教材作成 |
2005年4月〜2006年3月 |
放送大学客員助教授として2006年度より4年間(前期・後期)同科目を担当している。主任講師として同テレビ教材15回分(1回は45分授業)を2005年度に作成し、そのための海外ロケも行った。全回を通じて教材の企画立案、台本作成、海外ロケの編集、パターンの原案作成等のすべての業務を、番組スタッフらに支えられながらこなした。語学についての講義だけでなく、アラブ・イスラーム文化についても現地の映像を通して紹介している。 |
2) |
教科書:鷲見朗子編著『初歩のアラビア語〜アラブ・イスラーム文化への招待〜』CD付(放送大学教育振興会 2006年 1〜203頁) |
2006年4月 |
上記の放送大学テレビ科目のための印刷教材として同教科書を出版した(分担執筆者:依田純和氏)。同教科書は同科目から独立したアラビア語学習書としても利用できるように書かれており、全203頁で15課からなっている。アラビア語の読む・書く・聴く・話すことの基本を、アラブ・イスラーム文化への理解を深めながら習得できるように作成されている。ごく日常的な表現を学びながら、文法の基本を理解し、語彙力をつけていくことができるように工夫されている。付録として添付されたCDには、発音やリスニングの上達を促すために、ネイティブスピーカーによる基本フレーズやスキットなどが必要に応じて収録されている。 |
3) |
教科書:鷲見朗子編著『初歩のアラビア語'11』CD付(放送大学教育振興会 2011年 1〜249頁) |
2011年 |
放送大学テレビ科目のための印刷教材として同教科書を出版した(分担執筆者:依田純和氏、福田義昭、森口明美)。同教科書は同科目から独立したアラビア語学習書としても利用できるように書かれており、全249頁で15課からなっている。アラビア語の読む・書く・聴く・話すことの基本を、習得できるように作成されている。ごく日常的な表現を学びながら、文法の基本を理解し、語彙力をつけていくことができるように工夫されている。付録として添付されたCDには、発音やリスニングの上達を促すために、ネイティブスピーカーによる基本フレーズやスキットなどが必要に応じて収録されている。 |
4) |
鷲見朗子編著『例文で学ぶアラビア語単語集』(大修館書店 2019年 1~223頁) |
2019年 |
「アラビア語で話してみたい」「アラビア語のコミュニケーションを磨きたい」。その近道のひとつが語彙を増やすことである。特に、実際の会話や例文を通じて語句を理解し、覚えていくことがポイントとなる。この本はアラビア語学習を行う際の手助けとなるように執筆された。わかりやすく学べるよう、全体は場面別編、表現編、文法編で構成されている。
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(3)教育方法、教育実践に関する発表、講演等 |
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(4)その他教育活動上特記すべき事項 |
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1) |
テレビ教材作成のための海外ロケ |
2005年4〜5月 |
上記の放送大学テレビ科目制作の一環として海外ロケをアラブの3国(レバノン・カタール・エジプト)で行った。教育、芸術、文学、食文化、音楽、家族、宗教、メディアの分野の専門家や芸術家の現地インタビューをアラビア語で行うことで、アラビア語学習のなかにアラブ・イスラーム文化の要素を融合させることができた。海外ロケの映像を組み入れることで、「生」のアラブ人の暮らしとことばを受講者に伝えることが可能になった。 |