氏名

堀 勝博

(HORI Katsuhiro)
 
所属 国際言語文化学部 国際日本文化学科 
職名 特任教授 
主要学歴
1978年3月大阪外国語大学英語学科卒業 
1985年3月大阪外国語大学大学院外国語学研究科日本語学専攻 修士課程修了 
取得学位 文学修士 
研究分野の概要 古代日本語と古代日本文学(和歌)を研究しています。主に万葉集の歌について、語彙・意味・文字の観点から、存疑の作をとりあげ、新たな解釈を試みています。 
キーワード 古代文学、語彙・意味、文字、日本語史 
主要職歴
1978年4月〜1983年3月尼崎市立尼崎東高等学校教諭(国語科担当) 
1983年4月〜1987年3月兵庫県立尼崎南高等学校教諭(国語科担当) 
1988年4月〜1991年3月兵庫県立神崎工業高等学校教諭(国語科担当) 
1991年4月〜1995年3月大阪産業大学教養部専任講師 
1996年4月〜2006年3月大阪産業大学教養部助教授 
2006年4月〜京都ノートルダム女子大学人間文化学部教授 
2007年4月〜京都ノートルダム女子大学大学院人間文化研究科教授(兼任) 
学内活動 大学評議会、研究倫理審査委員会委員 
教育・研究活動
1.担当科目学 部:日本語コミュニケーションIII、国語学概論、日本語教育入門、日本古典文学講読、日本語文法、日本年中行事論、基礎演習、発展演習、専門演習、卒業研究、国語科教育法III、国語科教育法IV、教育実習事前事後指導B、教職実践演習、日本語教育実習III、日本語教育実習IV
大学院:日本語学特論、日本語学演習、国語教育特論、日本語学演習、特別研究 

以下の表は左右にスクロールできます

2.教育活動
教育実践上の主な業績 年 月 日 概 要
(1)教育内容・方法の工夫(授業評価を含む)    
1.教育内容の工夫       
1)  言語コミュニケーションIIIの授業について「デジタル化時代における大学生の国語力回復のための基礎教育―漢字・語彙・書写を重視した実践」として申請し、2007年度より日本私立学校振興・共済事業団の経常費補助金対象となった。事業終了後もペン習字をはじめ、書写の教育を続けている  2007年4月〜  毎時間、書写課題と漢字小テスト、敬語・語彙の課題、手紙など実務日本語作文の課題等を実施し、総合的な国語力の向上を目ざしている。授業終了時には、多くの学生が書写能力の向上を実感している。また2008年度に実施した日本語検定3級に受験者全員が合格し(一名準認定)、2009年度日本語検定試験優秀団体賞(大学の部)を受賞したことも特筆できる。 書写教育の詳細については、下記URL参照。                      http://ameblo.jp/nd-hori/entry-11907526743.html 
2)  日本年中行事論の授業で、下鴨神社のご協力を得て、同神社権宮司 宮暘先生の特別講義を導入し、講義内容の充実に努めている。  2012年4月〜  日本における年中行事の意味や由来について講義を行っているが、年中行事の基盤となる神社の現場を訪ね、関係者に直接お話をうかがうことで、講義内容の理解がいっそう深まり、受講者の手応えを感じている。 
3)  専門演習のクラスで課外活動として、「京都百人一首」を選定し、歌かるたの制作を行って、商品化し、その活動が2013年度京都府文化力チャレンジ事業に認定された。  2012年4月〜2014年3月  2012年度人間文化学科3年次生必修科目「専門演習」(日本語と古典文化ゼミ)のクラス10名で、京都市内の地名を詠み込んだ歌を100首選び出し、「京都百人一首」を選定、絵本作家・イラストレーター 永田萠先生のご指導も得て、カルタの制作を行い、販売した。その活動が2013年度京都府文化力チャレンジ事業に採択され、新聞にも大きく取り上げられた。 
2.教育方法の工夫       
1)  日本語教育入門の授業で、外国人の立場に立って日本語を見直す習慣を身につけさせるため、毎時間宿題を与えた。  2008年4月〜  「うれしい」「たのしい」の違いなど、母語話者としての日本人が考えないような質問項目を13項目設定し、毎時間の宿題としてレポートを提出させた。日本語教育のおもしろさに目が開かれたという学生が多かった。 
2)  日本年中行事論の授業で、インターネット配信を行った。  2010年9月〜2011年2月  「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム(GP)―文化芸術都市京都の文化遺産の保存・活性化を支える人材育成プログラムの開発・実施」の一環として、日本年中行事論の授業15回分をインターネットで配信した。また、同授業の第8回目には、下鴨神社権宮司宮晹先生を特別講師としてお迎えした。 
3)  日本語教員養成課程の最終科目「日本語教育実習II」「日本語教育実習III」「日本語教育実習IV」について、IIについては京都工芸繊維大学国際教育課、IIIについては、香港中文大学専業進修学院、IVについては香港YMCAの協力のもとに実現を果たした。  2011年8月〜  日本語教育実習の充実は、日本語教員養成において重要な課題であるが、本学では、I、II、III、いずれも他大学にあまり例のない形式で実施で行っており、とくに2014年度初めての実施となった香港YMCA関連教育機関での「日本語教育実習IV」は、海外在住の児童・生徒を対象とした日本語教育実習であり、日本でも唯一の試みとして特記すべきである。 
     
(2)作成した教科書、教材、参考書    
1) 国語学への関心を高め、国語に関する問題意識を喚起するための小課題  2007年4月〜  国語学概論の講義中に使用する小課題13回分。若者言葉「ふつうに」「やばい」の意味考察、「ドアが閉まります」「ドアを閉めます」の表現効果の違いなど、身近な視点から国語を分析させるようにした。 
2) 日本年中行事論 講義資料集  2011年3月  日本年中行事論の講義テキスト 
(3)教育方法、教育実践に関する発表、講演等    
(4)その他教育活動上特記すべき事項    
     
3.研究活動
著書、学術論文等の名称 単著・共著の別 発行又は発表の年月 発行所、発行雑誌
(及び巻・号数)等の名称
編者・著者名
(共著の場合のみ記入)
該当頁数
(1)著書          
1)  『セミナー万葉の歌人と作品』第9巻「大伴家持2」、「橘の歌」の項  共著  2003年7月  和泉書院  神野志隆光・坂本信幸編(青木周平・岩下武彦・内田賢徳・佐藤隆・品田悦一・平舘英子・鉄野昌弘・芳賀紀雄・広岡義隆・身崎寿・毛利正守、堀勝博他)  1〜15頁 
2)  『セミナー万葉の歌人と作品』第12巻「万葉秀歌抄」巻8 鏡王女歌、巻17山部赤人詠春鶯歌の項  共著  2005年11月  和泉書院  神野志隆光・坂本信幸編(青木周平・岩下武彦・内田賢徳・佐藤隆・品田悦一・平舘英子・鉄野昌弘・芳賀紀雄・広岡義隆・身崎寿・毛利正守、堀勝博他)  193頁、330頁 
3)  万葉集「思京歌」を読む  単著  2010年3月  京都ノートルダム女子大学人間文化学科「文化の航跡」刊行 ブックレット2    全35頁 
4)  日本語教師をめざして―京都ノートルダム女子大学日本語教育実習レポート―  共著  2011年3月  京都ノートルダム女子大学人間文化学科「文化の航跡」刊行 ブックレット5  朱鳳・田中貴子  5〜11頁、81頁 
5)  日本年中行事論 講義資料集  編著  2011年3月  京都ノートルダム女子大学    全144頁 
6)  日本年中行事論 講義資料集別冊  単著  2011年3月  京都ノートルダム女子大学     
7)  京都百人一首 解説  単著  2013年11月  京都ノートルダム女子大学    全25頁 
(2)論文          
1)  「片岡」「片山」「交野」について  単著  2005年2月  大阪産業大学論集人文科学編115    1〜14頁 
2)  国語教育と方言  単著  2006年5月  『教育のプリズム:ノートルダム教育』第5号    38〜70頁 
3)  国語教育と方言(続)  単著  2007年7月  『教育のプリズム:ノートルダム教育』第6号    128〜148頁 
(3)その他          
1)  大学教養課程における国語教育私見―高等学校改訂学習指導要領に関連して  単著  2005年11月  大阪産業大学学会報 学会創設40周年記念号    107〜112頁 
口頭発表           
1)  「万葉集『思京歌』を読む」    2007年10月  京都ノートルダム女子大学人間文化学科・人間文化専攻共催第3回「比較古都論―町の成り立ち 人の往来―」公開講演会     
2)  小倉百人一首を学ぶ    2008年8月  京都ノートルダム女子大学教員免許状更新講習試行講習(6時間)     
3)  日本年中行事を考える―その特色と祈りの本質―  単著  2012年10月  京都ノートルダム女子大学カトリック教育センター主催土曜公開講座     
4)  日本年中行事を考える―正月と盆行事を中心に―   単著  2012年10月  京都ノートルダム女子大学カトリック教育センター主催土曜公開講座     
5)  日本年中行事を学ぶ − 学校教育への活用視点から−  単著  2014年8月  京都ノートルダム女子大学教員免許状更新講習 教員免許状更新講習(6時間)     
4.学会等および社会における主な活動
(1)学会活動
1985年〜  国語学会、万葉学会、和歌文学会、解釈学会、全国大学国語国文学会、日本文学協会に所属 
(2)公的機関の役職等
(3)非営利組織等における活動
2011年1月〜  東京書籍 日本語検定研究委員 
(4)講演講師等
(5)その他

学部・学科選択