氏名 | 須川 いずみ (SUGAWA Izumi) |
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所属 | 国際言語文化学部 英語英文学科 人間文化研究科 応用英語専攻 |
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職名 | 教授 | |||||||||||||||||||||||||||
主要学歴 |
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取得学位 | 文学修士 | |||||||||||||||||||||||||||
研究分野の概要 | ジェイムズ・ジョイスと彼の作品は生涯の研究課題である。この数年は「ジョイスと映画」について特に注目している。映画と言ってもジョイスはイタリアの投資家を使ってアイルランドのダブリンで初めて映画館を設立していたので、その映画事情、ジョイスの作品の映画的技法、ジョイスの作品の映画化などいくつもの面がある。私自身はジョイスが上映した映画で残存している映画を観るためにロンドン、パリのフィルム・アーカイブに出かけている。ジョイス研究でこの分野はあまり掘り下げられていないのが事実で、大変興味を持って研究している。 | |||||||||||||||||||||||||||
キーワード | 「ジェイムズ・ジョイス」「映画」「アイルランド文化」 | |||||||||||||||||||||||||||
主要職歴 |
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学内活動 | 英語英文学科主任、学校法人ノートルダム女学院評議員、管理運営委員会委員 |
教育・研究活動 | |
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1.担当科目 | 学 部:英語英文学特論、英米文学概論A、英米文学概論B、アドバンストリーディング、
映画論、カルチュラルスタディーズワークショップ、英語キャリア戦略、エアライン研修、卒業研究 大学院:応用英語研究方法論、映像芸術特論、英語圏文学特論、専門演習、インディペンデントスタディーズ |
以下の表は左右にスクロールできます
2.教育活動 | |||
教育実践上の主な業績 | 年 月 日 | 概 要 | |
(1)教育内容・方法の工夫(授業評価を含む) | |||
1) | エアラインプログラム | 2008年4月〜現在 | 2008年4月よりANA総合研究所と提携してエアラインプログラムを立ち上げるのに、企画から実質交渉まで担当した。 |
2) | 英米文学概論 | 2002年4月〜現在 | 難しい内容を学生の目線まで引き下げて説明できるように、テーマ・パークUSJで使われている『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の映画を下に物語論を展開している。学生はメディアでも映画やテーマ・パークは非常に身近に感じるようなので、物語の構造を面白く解説して、最後はシェイクピア劇やソネットまでクラスで読むようにしている。 |
3) | 英語キャリア戦略 | 2007年4月〜現在 | 学生が入学当初から就職を意識して学習意欲を高められるように、様々な業界のプロをゲストに迎えたオムニバス講演形態の授業を始めた。ゲストには日本テレビ、フジテレビ、電通、フォートナム・アンド・メイソン・ジャパンなどからお願いしている。 |
4) | カルチュラル・スタディーズ ワークショップ | 2000年4月〜現在 | 英国を中心に英語圏の国々の歴史・文化を理解するために、ステンドグラス作りやティ・パーティのような体験学習を用意して、深く楽しく学べるように工夫している。 |
5) | 京都大学での非常勤講師 | 1991年4月〜現在 | この17年間京都大学の英語の講師として招聘されている。学生の希望も多いので抽選科目になっている。TOEFL・TOEICを主軸に京大生の苦手なリスニングのトレーニングからライティングまでクラスワークの充実した授業を展開している。 |
医療サポート英語プログラム | 2013年4月〜現在 | 京都府立医科大学との連携により、英語英文学科では、これまでに学科が取り組んできた高度なホスピタリティを基盤に外国語教育に加えて附属病院での実習も組み入れた新たな教育プログラムを開発し、外国人の医療支援に対応できる医療語学の専門性を有した人材育成を行う。 | |
(2)作成した教科書、教材、参考書 | |||
ND Reader Revised Editionの編集 | 1986年 | 教養英語の共通テクストとして編纂し教科書を再編纂した。 | |
(3)教育方法、教育実践に関する発表、講演等 | |||
1) | テレビ出演 | 2007年9月 | NHK「大学の新しい試み:エアーラインプログラム」 |
2) | 講演オーガナイザー | 2007年7月 | 映画字幕翻訳者の戸田奈津子氏の講演会主催 |
3) | 講演会オーガナイザー | 2008年7月 | (株)ANAの元パイロットでハイジャックを阻止したキャプテン山内純二氏を招いての講演会主催 |
4) | 講演会オーガナイザー | 2009年7月 | (株)ANAの女性初の重役である山内純子氏を招いての講演会主催 |
5) | ポスター発表 | 2010年4月 | (ポスター発表)関西地区FD連絡協議会第3回総会 ポスターセッション「FD活動の報告会」「キャリア形成データベースを利用した社会人基礎力養成プログラム」、小山哲春(京都ノートルダム女子大学准教授)、京都大学高等教育研究開発推進センター |
6) | 講演 | 2011年3月 | 広島修道大学セミナー講師 「京都ノートルダム女子大学における社会人基礎力養成プログラム」 |
7) | 講演会オーガナイザー | 2011年7月 | 「<好き>を大切に生きる」映画字幕翻訳者戸田奈津子氏講演会の総合司会 |
8) | 講演 | 2011年12月 | 日本学生支援機構主催 東海・北陸・近畿地区「意見交換会」において、本校が事例紹介校に選出され、「キャリア形成データベースを利用した社会人基礎力要請プログラム」を発表 |
9) | 成果報告会オーガナイザー | 2012年3月 | 京都ノートルダム女子大学学生支援推進事業「キャリア形成データベースを利用した社会人基礎力養成プログラム」【成果報告会】を開催。代表挨拶及び趣旨説明 |
講演 | 2013年4月 | ITCスピーチコンテスト ジャッジと講演:「ジェイムズ・ジョイスとアイルランド」 | |
報告 | 2013年5月 | 京都ノートルダム女子大学におけるグローバル教育(三校合同研修) | |
講演 | 2013年10月 | 京都ノートルダム女子大学みちくさ会 「京都ノートルダム女子大学の今日」 大阪阪急ホテル | |
(4)その他教育活動上特記すべき事項 | |||
・他大学との提携 | |||
1) | 京都大学高等教育研究推進センターとの研究提携 | 2009年4月〜 | 学生のキャリア教育と成長 |
・研究機関との提携 | |||
1) | 関西FD連絡協議会参入 | 2009年6月〜 | キャリア・ワークショップ |
・GP取得 | |||
1) | 大学教育・学生支援推進事業:学生支援推進プログラム採択(責任者) | 2009年6月〜 | キャリア形成データーベースを利用した社会人基礎力養成プログラム |
・その他 | |||
1) | シスターコミュニケーションプログラム責任者 | 2010年7月〜8月にかけて 2011年7月 | 学生とアメリカのノートルダム教育修道女会との交流をとうしての英会話やフィールドワーク講座 |
3.研究活動 | ||||||
著書、学術論文等の名称 | 単著・共著の別 | 発行又は発表の年月 | 発行所、発行雑誌 (及び巻・号数)等の名称 |
編者・著者名 (共著の場合のみ記入) |
該当頁数 | |
(1)著書 | ||||||
1) | ジェイムズ・ジョイスの「アラビー」再読『英語で読み解く世界』 | 共著 | 2008年3月 | 昭和堂 | 英語英文学会 | 65頁〜79頁 |
単著 | ||||||
(2)論文 | ||||||
学術論文 | ジョイムズ・ジョイスとボルタ座の映画 | 単著 | 2011年6月 | 日本ジェイムズ・ジョイス協会 『Joycean Japan』 No.22 | 55〜67頁 | |
1) | 京都ノートルダム女子大学での社会人基礎力養成プログラム | 単著 | 2011年3月 | 広島修道大学「就業力キックオフセミナー “就業力”を育てるための教育体系構築に向けて」 | ||
科学研究助成 | 科学研究助成基盤C: ジョイスとサイレント映画ーフィルム・アーカイブを中心に | 単独 | 2011年〜2013年 | |||
書評 | (書評)2012年6月「『ユリシーズ』の詩学」金井嘉彦著 | 単著 | 2012年6月 | 日本ジェイムズ・ジョイス協会『JoyceanJapan』 No.23 | ||
報告書 | 2013年6月シンポジウム:「第14挿話から『ユリシーズ』を読む」 『Joycean Japan』 No.24 | 単著 | 日本ジェイムズジョイス協会 『Joycean Japan』No.23 | |||
学術論文 | ジョイスと初期映画 | 単著 | 2015年3月 | Insight, No.36,2015年 | 1〜23頁 | |
学術論文 | Dubliners と映画 ―センテナリーの年に― | 単著 | 2015年6月 | 日本ジェイムズジョイス協会 『Joycean Japan』No.26 | 89〜97頁 | |
(3)その他 | ||||||
学術学会 | ||||||
1)学会発表 | (座長兼パネリスト)日本映画学会シンポジウム「映画学と文学の遭遇」 | 2007年12月 | 京都大学 | 須川いずみ、田代真(国士舘大学准教授)、奥山文幸(熊本学園大学准教授 | ||
2)学会発表 | (座長兼パネリスト)「ジェイムズ・ジョイスと映画」日本ジェイムズ・ジョイス協会大会シンポジウム | 2010年6月 | 早稲田大学 | 須川いずみ、金井嘉彦(一橋大学教授)、浅井学(京都府立大学准教授)、早稲田大学 | ||
1)学会招待発表 | 「ジェイムズ・ジョイスに見る映画的要素」日本英文学会関西支部 | 2011年12月 | 関西大学 | |||
学術的国際交流 | ||||||
1) | (座長)18カ国語ができるアイルランドの言語学者で詩人であり、元トリニティ大学教授のミホール・オシール氏と訳者早稲田大学清水重夫教授の詩の朗読会開催 | 2007年11月 | 京都ノートルダム女子大学 | |||
2) | ジェイムズ・ジョイス研究の世界的第一人者であるアイルランドのユニバーシティ・オブ・ダブリン大学のアン・フォガティ教授を迎えての講演会及び研究会を開催。(主催:科研基盤A「プラハとダブリン」) | 2009年11月 | 京都ノートルダム女子大学 | 須川いずみ、結城英雄(法政大学教授)、夏目博明(青山学院大学教授) | ||
3) | 文部科学省科学研究費基盤研究B:「<日本幻想>の研究 ―表象と反表象のダイナミックス」の合同研究会開催 | 2011年3月 | 京都ノートルダム女子大学 | 須川いずみ、野田研一(立教大学教授)、山里勝己(琉球大学教授)、木下卓(愛媛大学教授)、高田賢一(青山学院大学教授)、中村邦生(大東文化大学教授)、窪田憲子(都留文科大学教授)、笹田直人(明治学院大学教授)、中村僚子(聖心女子大学教授)、久守和子(フェリス女学院大学名誉教授) | ||
4) | (学会オーガナイザー)日本ジェイムズ・ジョイス協会大会を開催 | 2011年7月 | 京都ノートルダム女子大学 | |||
6)学会発表 | 学会シンポジウム座長)2012年6月 第24回日本ジェイムズ・ジョイス協会年次大会 シンポジウム、第14挿話から『ユリシーズ』を読む | 2012年6月 | 専修大学 | 須川いずみ(座長)、中尾真理子(奈良大学教授)、浅井学(京都府立大学准教授)、下楠昌哉(同志社大学准教授) | ||
5) | 英国ヨーク大学教授デレック・アトリッジ教授を迎えて日本英文学会と日本ジェイムズ・ジョイス協会共催講演会の開催 | 2012年5月 | 京都ノートルダム女子大学 | |||
7) | (国際学会)イアシル・ジャパン(国際アイルランド文学会日本支部) 第30回年次大会開催校責任者 | 2013年10月 | 京都ノートルダム女子大学 | |||
8)学会司会 | 学会研究発表司会:日本映画学会 『ヒンドル・ウェイクス』の変容――英国サイレン ト末期映画における労働、余暇、そして「快楽」 の政治学 (C2) 同性の二人――ジャン・グレミヨンの映画におけ る人物造形について | 2013年12月 | 京都大学 | 秦 邦生(津田塾大学英文学科准教授) 新田 孝行 (早稲田大学総合研究機構招聘研究員) | ||
9)学会発表 | 学会シンポジウムパネリスト 第26回日本ジェイムズ・ジョイス協会年次大会、シンポジウム:ジェイムズ・ジョイスと『ダブリナーズ』 | 2014年6月 | 法政大学 | 須川いずみ、奥原 宇座長(専修大学名誉教授)、福岡眞知子(こども宝仙大学教授)、河原真也(西南学院大学准教授) | ||
10)国際学会司会 | International Association for the Study of Irish Literature(国際アイルランド文学会日本支部)第31回 | 2014年10月 | 早稲田大学 | Li-ling Tseng(国立台湾大学教授)、Shan-Yun Huang(国立台湾大学准教授)、 Chih-Hsieh Hsieh(国立ユニバーシティコレッジダブリン大学博士課程修了生) |
4.学会等および社会における主な活動 | |
(1)学会活動 | |
1980年〜現在に至る | 日本英文学会 |
1991年〜現在に至る | 日本ジェイムズ・ジョイス協会事務局 委員 |
1985年〜現在に至る | The International Association for the Study of Anglo−Irish Literature |
1993年〜現在に至る | 日本ジェイムズ・ジョイス協会関西『ユリシーズ』研究会責任者 |
2005年〜現在に至る | 日本映画学会 役員 |
2006年4月〜2010年3月 | 京都ノートルダム女子大学 英文学会 会長 |
2008年4月〜現在に至る | 日本ジェイムズジョイス協会事務局員 |
2010年〜現在に至る | 日本ジェイムズ・ジョイス協会 常任委員 |
2014年 | 日本映画学会常任理事 |
(2)公的機関の役職等 | |
2006年4月〜2009年3月 | 日本私立大学協会委員 |
2007年4月〜2009年3月 | 学校法人ノートルダム女学院連携委員会委員 |
2007年4月〜2009年3月 | 学校法人ノートルダム女学院中期計画施設設備委員会委員 |
2009年4月〜2011年3月 | 財団法人大学基準協会評価委員 |
(3)非営利組織等における活動 | |
2012年5月〜 | 京都ノートルダム女子大学同窓会顧問 |
(4)講演講師等 | |
(5)その他 | |
2008年9月〜2009年3月 | (株)ANA総合研究所:「ホスピタリティ産業を支える人材育成における産学連携プログラムに関する委員会委員 |