氏名

小西 加保留

(KONISHI Kahoru)
 
所属 現代人間学部 福祉生活デザイン学科 
職名 特任教授 
主要学歴
昭和43年 4月 関西学院大学社会学部入学 
昭和47年 3月関西学院大学社会学部卒業(社会学士) 
昭和47年 4月関西学院大学大学院社会学研究科修士課程社会福祉学専攻入学 
昭和49年 3月関西学院大学大学院社会学研究科修士課程社会福祉学専攻修了 
平成19年 3月博士(乙号)(社会福祉学)(関西学院大学)『人と環境のソーシャルワーク実践としてのアドボカシーについて―HIV/AIDSソーシャルワークからの検証―』 
取得学位 博士(乙号)(社会福祉学) 
研究分野の概要 社会学およびその関連分野  
キーワード 社会福祉学関連 
主要職歴
昭和49年 4月兵庫医科大学病院医療社会福祉部助手(昭和54年3月まで) 
昭和58年 10月兵庫医科大学病院医療社会福祉部研究生(昭和61年3月まで) 
昭和61年 4月兵庫医科大学病院医療社会福祉部助手(平成3年8月まで) 
平成 3年 9月兵庫医科大学病院医療社会福祉部講師(平成9年3月まで) 
平成 9年 4月桃山学院大学社会学部教授(平成18年3月まで) 
平成18年 4月関西学院大学社会学部社会福祉学科教授(平成20年3月まで) 
平成20年 4月関西学院大学人間福祉学部社会福祉学科教授(平成30年3月まで) 
平成30年 9月京都ノートルダム女子大学現代人間学部教授(現在に至る) 
資格  
学内活動  
教育・研究活動
1.担当科目学 部:保健医療サービス論 医療ソーシャルワーク論
 

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2.教育活動
教育実践上の主な業績 年 月 日 概 要
(1)教育内容・方法の工夫(授業評価を含む)    
  「保健医療サービス論」の教授方法   平成21年度  「保健医療サービス論」では、医療制度、診療報酬などの医療ソーシャルワークを取り巻く環境が激変するなか、最新の情報を伝えるべく、情報収集に努め、特にソーシャルワークに関連する内容を抽出し、それらをPPTや配布資料に纏めた。特に医療制度には広範囲な知識が含まれるため、テキストとの比較がしやすいように、OHCを多用するなどして学生の理解に努めた。またコメントシートや授業中の反応によって学生の理解を確かめつつ、追加資料の作成や、教材の使用を工夫した 
2  医療ソーシャルワーク論」の教授方法  2009年度  医療ソーシャルワーク論」では、『よくわかる医療福祉』(小西他編著,2010)を活用して、病院機能や領域別のソーシャルワークの実際について、PPTやVTRなど視聴覚教材を交えて教授している。また移植医療などについては、ゲストスピーカーを招いてより医療の現場が具体的に伝わるように努めている。重要なテーマに関する資料は事前配布し、予習を促進した。いずれの授業においても、コメントシートに書かれた内容は毎回点検し、疑問については可能な限り次の授業で説明するようにした。 
3  ソーシャルワーク実習指導/医療ソーシャルワーク・インターンシップにおける教授方法・ソーシャルワーク実習における連携強化  2007年度  1950年代から関西学院大学で実施されている医療機関におけるソーシャルワーク実習の伝統の上に、社会福祉士国家資格の実習機関となって以降、3回生には「ソーシャルワーク実習」、4回生で「医療ソーシャルワーク・インターンシップ」の各科目を実施。主担当専任教員。学生の自発性を重んじた授業運営と共に、実際に患者を招いての演習等も実施した。報告会や受け入れ機関との懇談会を毎年実施し、実習評価やプログラミング等に関して意見交換を行い、次年度の指導に繋げた。毎年懇談会への実習指導担当者の出席率は他領域に比して非常に高い割合を占めている。また学生・実習機関・大学の3者連携の強化のためのワークショップも実施した。 
(2)作成した教科書、教材、参考書    
ソーシャルワーク実習指導におけるアセスメントに関わる教材作成  2006年度  「ソーシャルワーク実習指導」において、アセスメントと面接技術に関わる内容を「対人援助職に求められる面接の技術」(『介護支援専門員』連載執筆)や「保健医療領域における対人援助技術−「面接技法」と「アセスメント」を中心に−」(『桃山学院大学総合研究所紀要』)「ソーシャルワークにおけるアセスメントと援助計画に関する理論的・実践的研究」平成17年科学研究費補助金基盤研究(B)などの成果を基にして作成。 
HIV/AIDSソーシャルワークに関する資料・DVDの活用  2007年度  医療ソーシャルワーク論」においてHIV感染者を取り巻く環境の抱える構造的な課題を考えるための資料とし て、厚生労働省科学研究費補助金エイズ対策研究事業 の分担研究成果物「社会福祉施設とHIV陽性者」、チーム医療の実例として理解を深めるためDVD「AIDS患者を地域で支える−実例から学ぶチームケアー活用」を作成。 
テキスト『よくわかる医療福祉』(小西,ミネルヴァ書房,2010)の作成  2010年度  「医療ソーシャルワーク論」のテキストとして採用。概念、病院機能や領域別の実践内容などを掲載。 
(3)教育方法、教育実践に関する発表、講演等    
1  大学基準協会大学評価委員会委員  2009年度〜2010年度   
2  社会福祉士国家試験委員  2011年度〜2012年度   
(4)その他教育活動上特記すべき事項    
3.研究活動
著書、学術論文等の名称 単著・共著の別 発行又は発表の年月 発行所、発行雑誌
(及び巻・号数)等の名称
編者・著者名
(共著の場合のみ記入)
該当頁数
(1)著書          
『心理.社会的問題をもつ患者への援助』  共著  1977.4  医学書院  分担執筆 杉本照子、荒川義子、菅真知子、小西加保留、橘高通泰 社会の複雑化、管理化、人口の高齢化などと共に、医療の専門化が進む中で、診断と治療を中心とする医療から全人的な観点で患者の心理・社会的な問題に対応する必要性が問われている。そうした認識の下、多くの医療職の中で医療ソーシャルワーカーの果たす役割を明らかにするために、実践事例を用いて、問題の性質や分析方法、援助方法を社会福祉の理論的枠組により解説した。事例は中度障害者の社会復帰、心身症、単身精神障害者、老人患者、臨死患者などを取り上げた。  本人担当部分:第4章[心身症としての胃腸障害もつ患者]共同執筆 pp.52-71、第5章「看護のむずかしい患者」pp.72-94 
2. 『医療ソーシャルワーカーの臨床と教育』  共著  1985.4  誠信書房  編者:中島さつき、杉本照子、橘高通泰全237頁 分担執筆 中島さつき、小西加保留、山本孝子、宮崎清恵、吉川加代、菅真知子、荒川義子、橘高通泰、秋山留美子、杉本照子、中谷陽明、南彩子、森芳茂、宮田貞雄、松倉豊治、伴忠康 兵庫医科大学病院医療社会福祉部の10年間における臨床的実践と医療社会福祉学理論の集大成。医療ソーシャルワークの理論を踏まえて、内科、小児科、精神科、リハビリテーション領域、耳鼻咽喉科におけるソーシャルワークの実際、また危機介入や短期処遇、心理社会的ニーズ調査、医科大学の社会福祉に関する講義調査等について記載。医療社会福祉部の教育、研究、臨床機能について総括する内容となっている。  本人担当部分:第2章「内科におけるソーシャルワーク」pp.13-52、第9章「短期処遇に関する考察」共同執筆 pp.169-178 
『ソーシャルワ−クハンドブック』  共著  1988.3  中央法規出版  監修:山崎道子 全254頁 編者 西尾祐吾、橋本泰子、松井亮輔、牧野田恵美子、飯田雅子、荒川義子、市川隆一郎、高橋喜久江、小田兼三、中村久美子、松本基子 執筆者 山崎道子、大井武子、田村満喜枝、中原尚一、山田陽三、長谷川彰、加藤彰彦、川島久美子、小西加保留他 高齢化の加速、価値観の変化や経済の低成長等を背景として、21世紀に向けた社会福祉のありようを考えることを目的としたハンドブック。14にわたる社会福祉分野領域における109事例について、事例概要、経過、アセスメント、計画、結果などを掲載し、考察のポイントを示し、学習に資するように構成されている。  本人担当部分:「医療社会福祉における事例 訴えの多い癌患者に対するチームアプローチ」pp.148-149 
『保健医療の専門ソーシャルワーク』  共著  1991.12  1991.12  編集:保健医療の専門ソーシャルワーク研究会 前田ケイ、伊藤淑子、大本和子、逢沢祥子、磯部雅子、柴山悦子、鶴田光子、吉田雅子、事例提供者小西加保留他多数 平成元年に厚生労働省が設けた医療ソーシャルワーク業務指針検討委員会において「医療ソーシャルワークの業務指針」が明らかにされたことを機に、業務指針の逐条的解説にとどまらず、組織におけるソーシャルワーカーの役割理解,ソーシャルワーク援助過程の理解、個々の業務理解、疾病別援助の要点などを織り込んで、ソーシャルワーカーの業務と役割について具体的な解説を行った。疾病や年齢別に豊富な事例を用いて解説している。  本人担当部分:事例「血友病患者への就労援助」pp.289 
『保健医療ソーシャルワークハンドブック(理論編)』  共著  1990.11  中央法規出版  編集:保健医療ソーシャルワーク研究会全277頁 分担執筆 岡村重夫、中島さつき、杉本照子、森野郁子、岡本民夫、柏木昭、山手茂、前田ケイ、右田紀久恵、大利一雄、小西加保留、大谷昭、武田加代子、大本和子、田戸静、南彩子、橘高通泰、大野勇夫、芝野松次郎 平成元年に厚生労働省により「医療ソーシャルワーカー業務基準」がまとめられ、社会福祉士が誕生したタイミングに合わせて、医療ソーシャルワークの専門職となる理論編と実践編を刊行した。理論編では、保健医療におけるソーシャルワークに関する基礎としての基本的視点や歴史、倫理、対象・機能・役割、制度、援助対象としての個人・家族・集団・地域の理解、援助方法とその展開過程としての援助開始・計画実行・終結・資源活用、チームワーク、スーパービジョン、また実務としての記録、統計、教育、広報、調査について理論的な集約をおこなった。  本人担当部分:第1部第3章「援助方法と展開過程」「援助開始段階」pp.130-143 
『エイズとソーシャルワーク』  編著  1997.8  中央法規出版  編者:小西加保留 全233頁 分担執筆 小西加保留、増田剛太、大本和子、植竹日奈、田中千枝子、笹岡真弓、藤崎真理子、磐井静江、太田由加里 日本で「エイズ」が社会的問題となって10余年となり、ソーシャルワークの観点から感染を告知されたHIV/AIDS患者の生きづらさに焦点づけ、その援助方法を探った。社会福祉の価値や倫理の観点から、その立場を明らかにすると共に、ソーシャルワーカーと組織の関係、心理社会的問題と援助内容、対象者別の問題と援助、社会的な対応と課題、社会資源等について実践的な指針を示した。 なお、第6章 対象者別の問題と援助のポイント第4節において、ターミナル期を取り上げた。予後の不確定性や病名告知の範囲、家族を視野に入れた支援、自己決定や生活の室、否定感情からの克服などについて解説した。  本人担当部分:主に第1章「エイズ」とソーシャルワークpp.1-9.第3章第2節「エイズ」をめぐる価値と倫理pp.36-53.第5章第2節心理的問題の特徴とその対応pp.93-108.第3節社会的問題pp.109-128、第6章第2節血友病pp133-137.第7章第3節施設入所pp.170-172.第4節在宅ケアpp.173-176.第8章第3節血友病患者に対する社会保障制度を執筆pp.197-202.(但し、編者として全章に関与、また当時の社会的状況に鑑み、プライバシーへの配慮から分担部分を本文中には明記していない) 
『在宅介護支援専門員実践テキストブック』  共著  1999.2  中央法規出版  編者:白澤政和 全264頁 執筆者 白澤政和、清河恵子、斎藤学、松朋子、佐藤博文、林和美、川村優子、下園誠、小西加保留 介護支援専門員を対象に、援助の基本姿勢、援助展開などについて、演習形式により実務に活用しやすく編成されたテキストブック。総論編では生活課題や自立支援を目指すケアマネジメントや介護支援専門員に求められる能力などについて解説。演習編では認定調査、インテーク、居宅サービス計画、サービス担当者会議、個別援助計画、施設サービス計画、コミュニケーションについて、それぞれ、基礎知識、演習、自己評価表により構成する内容となっている。  本人担当部分:第2部演習編レッスン9「コミュニケーションのとり方」pp.213-253 
『ケアマネジメント概論』  共著  2000.9  中央法規出版  監修:白澤政和・橋本泰子・竹内孝仁 全278頁 執筆者 白澤政和、小澤温、橋本泰子、岡田進一、奈良高志、中川昌弘、奥西栄介、福富昌城 池田恵利子、森本佳樹、川森茂樹、フォーク阿部まり子、小西加保留、渡部律子 ケアマネジメント講座全3巻の第1巻。介護保険の開始に際して、介護保険に限定されないケアマネジメント論に関わる学説、論点などを整理。第1部で理念としての目的、エンパワメントや自己決定との関連、システムとコストコントロール、第2部ではケアマネジメント過程、第3部はニーズと資源、第4部は機能としての調整、アドボケート、自己開発、社会開発、評価、第5部は情報管理、チームアプローチ、コミュニケーション技法、ソーシャルワークとの関連で構成されている。  本人担当部分:第2部「ケアマネジメントを支える方法」3「ケアマネジメントとコミュニケーション技法」pp.230-245 
『改訂在宅介護支援専門員実践テキストブック』  共著  2000.12  中央法規出版  者:白澤政和 全291頁 執筆者:白澤政和、清河恵子、斎藤学、松朋子、佐藤博文、林和美、川村優子、下園誠、小西加保留 介護保険法に関連する通知などの内容に合わせて、前述7の文献を改訂。内容構成は、7の文献と同様である。  本人担当部分:第2部演習編レッスン9「コミュニケーションのとり方」pp.235-277 
10  『医療におけるソーシャルワークの展開』  共著  2001.5  相川書房  監修:杉本照子 編者 大谷昭・橘高通泰 全246頁 執筆者:大谷昭、小西加保留、南彩子、武田加代子、中谷陽明、藤井美和、野村裕美、山根頼子、伊賀陽子、鈴木康子、山村典子、渡邉宣子 山本孝子、上村啓二、宮崎清恵、橘高通泰 第1部では医療におけるソーシャルワーク実践の基礎として、価値・倫理、アセスメント、機能、対人スキル、評価、QOL概念との関係について解説し、第2部の具体的実践と原則では、自立の条件、価値・倫理に関わるジレンマ、家族との関わり、関係形成、自己決定、環境への働きかけ、尊厳、地域づくり、業務定着の各テーマについて実践例を交えてその展開のプロセスを提示している。今後は業務の標準化が課題であるとしている。  本人担当部分:第2章「アセスメント」pp.17-32 
11  『ソーシャルワーク実践の基礎理論』  共著  2002.2  有斐閣  編者:北島英治・副田あけみ・高橋重宏・渡部律子全351頁 執筆者:高橋重宏、渡部律子、副田あけみ、岩田泰夫、藤井美和、河野聖夫、加藤博仁、小西加保留、小嶋章吾、北島英治、渋谷昌史 社会福祉基礎シリーズとして力量の高いソーシャルワーカー養成のためのテキストとして実践基礎理論のミクロ領域を中心に編集され、科目としては「社会福祉援助技術論」に対応するものとして発刊された。内容はソーシャルワークの構成と過程、視点・目標・価値・倫理、構成要素、分野、実践過程、コミュニケーション理論、記録、役割、実践モデル、基礎理論、歴史で構成されている。  本人担当部分:第6章2「ソーシャルワーク面接において必要な言語技術」pp.186-200 
12  『ソーシャルワーク演習(上)』  共著  2002.6  有斐閣  編著:北島英治、副田あけみ、高橋重宏、渡部律子 全300頁 執筆者:高橋重宏、加藤博仁、梅崎薫、田村満子、斎藤順子、小西加保留、小嶋章吾、北島英治、渋谷昌史、渡部律子、副田あけみ 「ソーシャルワーク実践の基礎理論」に基づき、事例などを用いて演習形式でスキルの獲得を目指したもの。内容は演習の意義、視点・目標・価値・倫理、構成に関する演習、自己覚知、ソーシャルワーク過程、コミュニケーション技術、記録、役割、実践モデル、基礎理論,実践領域間の関連性と事例検討で構成されている。各章の扉に学ぶポイントが整理され、多くのビネットも掲げている。  本人担当部分:第6章「ソーシャルワークに必要な面接技法とコミュニケーション技術に関する演習」pp.146-152 
13  『保健医療ソーシャルワーク実践I』  編著  2004.1  中央法規出版  編集:日本社会福祉士会、日本医療社会事業協会 編集委員 相原和子、金井守、小西加保留、笹岡眞弓、高山恵理子、堀越由紀子、宮崎清恵、吉田光子 全273頁 熟達した保健医療ソーシャルワーカーを養成するための研修プログラムの開発と、通信教育研修教材として編まれた書。保健医療領域に特化した専門領域に限定し、全3巻で発刊した。第1巻は保健医療分野のソーシャルワークの歴史、医療と社会・経済、医療機関の機能とソーシャルワークについて論述している。日本社会福祉士会、日本医療社会事業協会の共同企画であり、医師や厚生労働省職員も執筆者となって相互理解も目的としている。  本巻では、編集委員としての関わりであり、直接執筆担当部分はない。 
14  『保健医療ソーシャルワーク実践II』  編著  2004.3  中央法規出版  編集:日本社会福祉士会、日本医療社会事業協会 編集委員 相原和子、金井守、小西加保留、笹岡眞弓、高山恵理子、堀越由紀子、宮崎清恵、吉田光子 全300頁 熟達した保健医療ソーシャルワーカーを養成するための研修プログラムの開発と、通信教育研修教材とした編まれた書。保健医療領域に特化した専門領域に限定し、全3巻で発刊した。第2巻は医の倫理とソーシャルワーク、生活障害とソーシャルワーク、連携・協働について論述している。日本社会福祉士会、日本医療社会事業協会の共同企画であり、医師や厚生労働省職員も執筆者となって相互理解も目的としており、特に本巻では、生活障害について医師と共同執筆となっているところに特徴がある。  本巻では、編集委員としての関わりであり、直接執筆担当部分はない。 
15  『保健医療ソーシャルワーク実践III』  編著  2004.5  中央法規出版  編集:日本社会福祉士会、日本医療社会事業協会 編集委員 相原和子、金井守、小西加保留、笹岡眞弓、高山恵理子、堀越由紀子、宮崎清恵、吉田光子 全247頁 熟達した保健医療ソーシャルワーカーを養成するための研修プログラムの開発と、通信教育研修教材とした編まれた書。保健医療領域に特化した専門領域に限定し、全3巻で発刊した。第3巻は実践の評価・記録、組織と業務管理、保健・医療・福祉関連法規・制度について論述している。 日本社会福祉士会、日本医療社会事業協会の共同企画であり、医師や厚生労働省職員も執筆者となって相互理解も目的としている。  本人担当部分:第1章第2節4実践記録「アセスメントシート」執筆、pp.57-69 
16  『ソーシャルワークの可能性』  共著  2005.10  相川書房  監修:仲村優一 編集 日本ソーシャルワーカー協会 全213頁 編者:土橋敏彦、中村敏秀、星野晴彦 執筆者 M・ラジェンドラン、中村敏秀、岡本民夫、星野晴彦、小西加保留、若穂井透、鶴田光子、宮下智、土橋敏彦他 日本ソーシャルワーカー協会が再建されてから22年が経過し、改めてソーシャルワーカーの可能性を問うという問題意識の下、会報にこれまでに掲載された記事を再編成したもの。内容はソーシャルワークに問われているもの、福祉変革期のソーシャルワークの課題、ソーシャルワーカーの実践、国際的視座よりの示唆、ソーシャルワークの可能性で構成されている。  本人担当部分:第2章「福祉変革期のソーシャルワークの課題」第1節「第10回国際エイズ会議/国際STD会議への参加・発表をとおして」pp.37-43 
17  『ソーシャルワークにおけるアドボカシーについて―HIV/AIDS患者支援と環境アセスメントの視点から―』  単著  2007.10  ミネルヴァ書房  社会福祉における「アドボカシー」に関する概念の変遷等について、先行研究を整理し、その多様性や曖昧性について言及した。その上で、HIV/AIDSソーシャルワーク実践の展開過程、社会福祉施設のサービス受け入れに関する調査結果等を通して、「ソーシャルワークのアドボカシー」について、構成枠組みを提起し、概念化を試みた。「アドボカシー」は、ソーシャルワーカーが、専門家として、クライエントの権利侵害の状態に対して支援する際に行う活動、用いられる技術であり、その背景となる環境アセスメントの重要性を示した。   
18  『よくわかる医療福祉』  編著  2010.5  ミネルヴァ書房  編著:小西加保留、田中千枝子 疾病構造、人口動態、医療福祉施策の目まぐるし変遷を背景に、2007年度の社会福祉法のカリキュラム改訂において「保健医療サービス」が加わった。本著は時代の変遷の渦中にあっても揺るぎない社会福祉学の視点を持った医療ソーシャルワークが目指す内容を分かりやすく提示することを目的とした。内容の構成は医療福祉の概念・背景、歴史、患者・家族の理解、倫理、病院機能と組織における業務展開、チームワーク、また各領域における援助過程については事例を豊富に使いながらミクロ・メゾ・マクロな視点を分かりやすく示した。なお、第5章でソーシャルワークの倫理と終末期医療、また第8章の医療ソーシャルワークの視点と援助過程において、終末期のがん医療について取り上げ、支援者としての終末期への向きあい方や、家族を含めた視点からチーム医療におけるソーシャルワーカーの役割について解説している。  本人担当部分:I.医療福祉の基礎概念 1.社会福祉ソーシャルワーク、2.医療福祉の概念、3.医療福祉とソーシャルワークpp.2-13.X.医療福祉の今後の課題3.マクロな課題とその対応、医療ソーシャルワーカーとしてのアドボカシー pp.182-185. 
19  『医療福祉学の道標』  単著  2011.1  金芳堂  監修:日野原重明、西三郎、前原澄子、秋山智久  編集:星野政明、高内克彦、土田耕司 執筆者 西三郎、牛津信忠、秋山智久、田中千枝子、小西加保留、山田州宏、守本とも子,小田兼三、井上眞人、末績なつ江他 自然科学の側面からの医学と、社会科学の側面からの社会福祉学の両面から、学際的に「医療分野における社会福祉的なものは何か」という課題に挑んだ書。ポイントとして、クラライエントの心身の健康、時代と社会背景、個人の生活実態・背景、地域の状況、援助専門局の理論と技術、価値観、連携を枠組みとして使用している。  本人担当部分:第1章E.医療福祉の学問性 医療福祉の学問性に関して、科学としての医学という学問、医学とケア、社会福祉学の貢献、医療と福祉の共同の可能性と意義、医療福祉学の研究方法について述べた。pp.17-19. 
20  『対論社会福祉学5 ソーシャルワークの理論』  共著  2012.11  中央法規出版  編集:一般社団法人日本社会福祉学会編 執筆者:狭間香代子、金子絵里乃、志村健一、田垣正晋、小西加保留、高良麻子、沖倉智美、中村和彦 社会福祉学の争点となるべき主要な課題軸を洗い出し、それぞれの課題軸に対して、対論形式の構成を取る斬新な企画となっている。原理・歴史、政策、運営、思想、理論の5巻から成り、本巻では、主体性と適応、エビデンス、社会正義、自己決定を取り上げた。それぞれのテーマで二つの論文を提示し、その前後にプロローグとエピローグを置いて、問題提起と分析・統合への試みを行っている。  本人担当部分:テーマ3「社会正義はなぜソーシャルワーク実践の根拠となるのか」ソーシャルワークと社会正義の関係について、法的な切り口を踏まえて、ソーシャルワークにおけるポジションを価値やアセスメントの側面から考察した。 pp.157-180. 
21  『岡村理論の継承と展開第4巻 ソーシャルワーク論』  編著  2012.10  ミネルヴァ書房  監修 右田紀久恵・白澤政和 編集 小寺全世・岩田泰夫・小西加保留・眞野元四郎 1956年岡村重夫による『社会福祉総論』として生み出された岡村理論の継承と今後の展開の方向を言語化することを目指して編集されたもので、「社会福祉原理論」「自発的社会福祉と地域福祉」「社会福祉における生活者主体論」「ソーシャルワーク論」の4巻で構成されている。第4巻は、ソーシャルワーク論の視点から、方法原理論、方法論、実践論の3つの切り口から、援助の倫理、社会関係、各種のアプローチ、に関して実践を基底とした本質的な検討を試みている。  本人担当部分:第3部第11章「地域支援論―医療ソーシャルワークの視点から―」岡村重夫による「医療社会事業」論を踏まえて、医療制度改革下において、医療ソーシャルワーカーが地域支援を行うことの今日的意味やその発展過程から見た意義について考察した。また「医療ソーシャルワーカー業務指針」と岡村による医療社会事業の機能とを対比させると共に、実践事例を用いて、検討を加えた。pp.239-264. 
22  『社会福祉学への展望』  編著  2012.10  相川書房  編集:芝野松次郎・小西加保留 関西学院大学人間福祉学部社会福祉学科の教員の最新研究テーマを取り上げ、現在の社会福祉やソーシャルワークの状況と関連付けながら、複数の幅広い観点から今後の「社会福祉学」の展望を探ることを目的とした。構成は、思想と視点、理論的枠組み、メゾ・マクロの視点と方法、ソーシャルワーク教育と研究の4部構成となっている。「発見」「創造性」「包括性」を併せ持つ学際的な内容で、今後の社会福祉学の展望への一つのソルーションとしての提案となっていている。  本人担当部分:第5章「アドボカシー概念の再考―HIV/AIDSソーシャルワークを通して―」では、ソーシャルワークの核とされてきた、アドボカシーの概念をHIV/AIDSソーシャルワークを通して再検討すると共に、学際的な概念整理の必要性と課題について、論じた。pp.75-92. 
23  『社会福祉のフロンティア』  編著  2014.10  有斐閣  編集:岩崎晋也・岩間伸之・原田正樹 岩崎晋也、坂田周一、畑本裕介、圷洋一、金子光一、秋元美世、岩田正美、福原宏幸、木下武徳、稲沢公一、妻鹿ふみ子、石川時子、小西加保留他 社会福祉研究をこれから始める人に向けて、社会福祉研究の多様性と知的面白さを伝えること、また同じテーマでも種々なアプローチがあることを伝えることを目指した著書。構成は、価値、対象、方法の3部構成で、テーマは福祉の価値規範、ポストモダン、社会的孤立、引きこもり、貧困、自己決定支援、権利擁護など多岐に亘る。各テーマごとに、研究の意義、価値を問う背景や政策・実践の動向、研究の動向と展望をコンパクトに解説している。  本人担当部分:第1部価値「正義-社会正義とソーシャルワーク-」社会正義に対するソーシャルワークの位置を検討するに際して、「価値」が持つ意味を考察し、研究の展望として政治・社会的な動向と社会福祉原論、ジェネラリストソーシャルワーク、ケアの論理と正義の論理の関係に注目するポストモダンの視点の3つの観点から述べた。pp.48-51. 
25  『救急患者支援 ― 地域につなぐソーシャルワーク ― 救急認定ソーシャルワーカー標準テキスト』  共著  2017.9  へるす出版  編集:救急認定ソーシャルワーカー認定機構研修で・テキスト作成委員会 救急医療におけるソーシャルワークの必要性に鑑み、日本臨床救急医学会と日本医療社会福祉学会を構成団体とする認定機構が作成した研修のためのテキストブック。総論、実践の各論、事例などによって構成されている。  本人担当部分:第3章第3節権利擁護(成年後見) p.46~56. 
24  『保健医療ソーシャルワーク実践:アドバンスト実践のために』  編著  2017.6   中央法規出版  編集:   
26  『HIV/AIDSソーシャルワーク― 実践と理論への展望―』  編著  2017.11  中央法規出版  編集:小西加保留 HIV医療は大きな進展の一方で、いまだに多くの地域社会生活上の課題が残されており、これらの課題に対して、対人援助に止まらず、組織や地域、制度などメゾ・マクロな領域をも視野に入れ、ソーシャルワークにおける知識や支援のポイントを提示すると共に、こうした実践を社会福祉学の視点から考察した。  本人担当部分:第1部第1章HIV/AIDSソーシャルワーク― の変遷と課題pp.1–62. 第2部第1章pp.63−69.第2章第9節215-228.第12節pp.255−266.第13節pp.273 −284.第3部第1章・第2章pp.285-303 
27  権利擁護がわかる意思決定支援 法と福祉の協働  編著  2018.7  ミネルヴァ書房  監修:日本福祉大学権利擁護研究センター 編集:平野隆之・田中千枝子・佐藤彰一・上田晴男・小西加保留 権利擁護の為の成年後見における意思決定支援のあり方について、事例を用いながら、事例学習・検討・研究の切口から、法学と福祉両側面から考察した。  本人担当部分:第3章pp.43−75(共) 第5章第1章〜3節pp.115−128, 
(2)論文          
1  「医科大学病院におけるソーシャルワーク部門についての調査報告」  共著  1984.4  『社会福祉研究』34号 pp.68-73  分担執筆:中島さつき、杉本照子、橘高通泰、大谷昭、南彩子、吉川加代、宮崎清恵、菅真知子、小西加保留 全国の国公立の医科大学、医学部の付属病院111病院に対しソーシャルワーク部門もしくは相談部門の設置状況についてアンケート調査を実施し、大学病院におけるソーシャルワークの課題について考察した。結果、人員配置は非常に乏しい反面、業務は多岐に亘っていた。一方で昭和45年以降は組織上の位置付けなど認識が高まっていることも示された。また今後は実践方法の充実、教育への貢献、臨床教育双方における条件整備が必要であることを提案した。  (本人担当部分:調査・研究には全員が参加し、結果についても協働で分析したため、担当部分は抽出できない) 
「医療機関における人権」  共著  1998  『公衆衛生』Vol.62 No.6 pp.418-421  共同執筆 小西加保留、吉崎和幸、 特集「エイズ対策の再検証―人権の視点から」において医療機関の中で起きている具体的な事例を挙げて人権やインフォームドコンセントなどについて現場に欠けている視点について論じた。問題解決の視点として、患者側として、医師との関係性や当事者団体の役割等、医療者側として、偏見や医療情報の交換、コミュニケーション技術、チーム医療の有用性等について言及すると共に、プライバシー、抗体検査などにかかる倫理的問題についても論究した。  共同研究による執筆につき本人担当部分抽出不可能 
「HIV感染者の身体障害者認定の経緯とICIDH-2への期待」(依頼論文)  共著  1998.10  『リハビリテーション研究』No.96 pp.15-19  共同執筆 磐井静江、小西加保留  免疫機能障害が身体障害者手帳に認定された経過を説明すると共に、後のICFに繋がるICIDH-2モデル(すべての健康状態の緒帰結に関する国際的共通言語)に具体的な事例を適用させる試みを行った。結果、個人要因との関係については未知数ながら、活動や参加、環境因子において、HIV感染者における社会環境要因を特定するためのモデルとして有用であることを提示し、新しいモデルへの期待を論じた。  本人担当部分:研究の作業並びに執筆作業も共同して実施したため、抽出不可能。 
「保健医療領域における対人援助技術−「面接技法」と「アセスメント」を中心に−  単著  2004.12  『桃山学院大学総合研究所紀要』 Vol.30,No.2 pp.31-44  介護を含む保健医療領域での援助技術について、「面接技法」と「アセスメント」を中心に事例を交えて考察し、特に面接技法の視点から、アセスメンとの関連について整理した。対人援助における面接を定義し、コミュニケーションの成り立ちの解説を踏まえて、面接の展開に沿ってクライエントの話を聴き、理解することの意味について説明したのち、価値・知識・技術が統合されたアセスメント面接の構造と関係性について論じた。   
「対人援助職に求められる面接の技術−面接技術の意味とまとめ−」  単著  2005.1  『介護支援専門員』 Vol.7,No.1 pp.56-59  12回に亘った連載の最終回として、対人援助職に求められる面接技術の意味とまとめを行った。コミュニケ―ションのための価値・知識・技術の重要性を前提として、コミュニケーションとアセスメントの関係、面接技術における重要なポイントとしての個別化、クライエントと家族の強さの活用、自己決定と情報提供のあり方、家族アセスメントと介入について解説した。   
「HIV感染者の社会福祉施設受け入れに影響するサービス提供者側の要因について」(査読付き)  単著  2005.8  『厚生の指標』 Vol.51,No.9 pp.8-1  HIV感染者の施設サービス利用について、全国の障害者・児施設、児童養護施設(2377箇所)を対象に、サービス提供者側が抱える不安や課題を抽出し、その内容と受け入れ意向に影響を及ぼす要因を分析することを目的として調査を実施した。その結果、受け入れ経験のある施設は22か所、関連要因については12因子が抽出され、阻害要因としては他社への対応困難感、感染発生時不安など、促進要因としては性への陽性価値観などが挙げられ、施設間で差が見られた。   
「HIV感染症による長期療養者とその受け入れに関する研究」(査読付き)  共著  2007.5  『日本エイズ学会誌』 Vol.9,No.2 pp.167-172  共同執筆:小西加保留 石川雅子、菊池美恵子、葛田衣重 HIV医療の進展により、免疫機能は安定しても合併症などにより要介護状態にあるために、医学的には入院治療の必要は無いにも拘らず、拠点病院に長期入院している患者についての実態調査を行った。その結果、拠点病院の1/4に当該症例経験があり、長期療養に至る理由として、認知症や連携の不備、患者の生活基盤の脆弱性、システム等が挙げられ、至らない要因としては、万全の診療体制やネットワーク、コーディネーターの存在等が挙げられた。  本人担当部分:共同執筆者と共に行った厚生科学研究を小西が取りまとめて、執筆した。 
「寝たきりエイズ患者」に対する地域生活支援−固有の脆弱性とソーシャルワーカーの役割−  単著  2008.7  ソーシャルワーク研究Vol.34 No.2 pp.56-65  葛田衣重、小西加保留 初診直後にエイズを発症、寝たきりで意思疎通が困難にとなった患者の退院援助と地域生活支援に関するケース(葛田の実践例)を事例研究として取り上げた。援助の時期を6期に分けて整理し、それぞれの時期における支援のテーマ、支援に影響した阻害・促進要因、およびソーシャルワーカーの支援内容を整理した。HIV感染症に固有性が高いと思われる要因にも注目した結果、ソーシャルワーカーは単独ではなく、リーダーシップと理念を備えたチームと共に、地域を動かすアドボケイトとしての働きが重要であったことを総括した。  本人担当部分:事例提供を受けて、相互に検討を加えながら執筆したため、担当部分を抽出することはできない。 
ケアマネジメント業務自己評価尺度の開発−介護支援専門員が業務遂行のために必要とする技能修得度の測定−(査読付き)  共著  2011.6  『厚生の指標』 Vol.58,No.6 pp.8-13  西村昌記、小原眞知子、大和三重、小西加保留、村社卓 介護支援専門員が、業務を遂行するために必要とする技能の習得度を簡便に自己評価するための尺度として「ケアマネジメント業務自己評価尺度」を開発し、検証を行った。介護支援専門員を対象とした調査の結果、探索的因子分析により、制度理解、ニーズ尊重、利用者主体、情報活用、環境開拓5つの因子が抽出され、これらにケアマネジメント業務に対する総合的評価を第2因子としてモデルを作成し、確証的因子分析を行った。その結果、信頼性、妥当性のある尺度であることが示された。  本人担当部分:研究協力者としてプロセスにかかわり、執筆に当たっては、西村を中心に相互に検討、確認しながら進めたため、担当部分を抽出できない 
10  要介護状態にあるHIV陽性者を支える地域の社会資源・制度の課題―エイズ拠点病院ソーシャルワーカーへの実態調査から―(査読付き)  共著  2012.6  『医療社会福祉研究』 No.20 pp.77-87  清水茂徳、磐井静江、小西加保留 要介護状態にあるHIV陽性者の療養生活を支えるための、地域の社会資源・制度の利用状況、課題等について、エイズ拠点病院ソーシャルワーカーに対して実態調査を行った。その結果、特に入院・入所に関して利用希望に対して利用に至らなかった割合が多いこと、その背景に経験が無いことや感染リスク不安などが挙げられると共に、制度上の負担から利用困難になる場合や、保険外負担における地域格差の実態が明らかになった。また自由記載からも支援困難の要因を5つに分析し、状況改善のための対策について提言を行った。  本人担当部分:厚生科研の分担研究者として調査を実施し、結果について相互に検討しながら執筆を進めたため、担当部分は特定できない。 
11  当事者と向き合う専門性とは何か−社会正義に向かうソーシャルワークの専門性への考察(依頼原稿)  単著  2013.11  『社会福祉学』 Vol.54-3 pp.83-87  当事者性に関わる議論の前提として、社会福祉学研究・実践としての専門性においては限定・限界の存在が必要であること、また基本的に価値に関わる課題であり、社会正義と絡めて論じる場合、特にクライエントとの関係性における議論が重要であることを示した。その上で、「当事者」の多様性・多義性、「対象」と「関係性」における議論の視座、社会正義の問題として浮上する相反する価値の議論、およびミクロ、メゾ、マクロレベルのソーシャルワーク研究と実践の展望について述べた、研究課題は大変重層的て多彩であることを強調した。(第61回日本社会福祉学会春季大会シンポジウム報告)   
12  市民主体の地域啓発活動の検証(査読付き)  共著  2015.8  『日本エイズ学会誌』 Vol.17-3 pp.159-166  小西加保留、脊戸京子、高田雅章、梶原秀晃 HIV/AIDSにかかわる啓発活動を、HIVに特化しない市民や専門職団体が主体的に取り組んだ活動として、大阪門真市の社会福祉法人等を中心とした啓発活動をエンパワメントエヴァルエーション(EE)の評価手法を用いて検証した。活動の目標となった「啓発イベントを地域のものとする」、「性や思春期の発達課題を取り込む」について検証した結果、EE手法の導入やファシリテートの問題等多くの課題があるものの一定に成果も示され、今後の本手法の洗練と社会的貢献について触れた。  本人担当部分:共同執筆者は実践活動に中心的に従事し、結果については小西が中心となってまとめ、相互に確認を行った。 
13  2014年度学界回顧と展望 保健医療部門(依頼原稿)  単著  2015.11  『社会福祉学』 Vol.56-3 pp.216-226  2014年度の保健医療福祉分野の研究について、マクロレベルの制度・施策の変遷の中で、社会福祉学を基礎とした保健医療ソーシャルワーク研究を中心にレビューし、展望を述べた。項目としては、医療制度・政策の流れ、役割・変化と成長、離職要因、業務遂行・開発・マネジメント等、連携・在宅ケア、専門性に関わる知識(疾患・領域別 )、技術(意思決定支援を軸に)、価値(スピリチュアリティを中心に)、災害ソーシャルワーク、実習に分けて整理した。近年の医療政策の中で、MSWに期待されるものは大きく、パスとなりうる道が見えてきた時代を迎えていると捉えることができると思われた。   
14  社会福祉と保健医療の関係性の変遷と展望(依頼原稿)  単著  2016.4  『社会福祉研究』125, pp.44-52  特集「社会福祉における保健医療の位置−その現状と展望−」の総論として、医療の変遷と医療ソーシャルワークの歴史について、岡村重夫、猪飼周平、椋野美智子の諸説を用いて比較考察し、それらを踏まえて、生活モデルに向かう近年の動向を背景とした医療ソーシャルワークの役割や位置づけ、課題について考察した。歴史的、政策的な動向等を踏まえ、社会福祉学の観点から自らの立ち位置を俯瞰し、戦略的、意識的に状況に対峙し、業務開拓していくことの重要性について論じた。   
15  2015年度学界回顧と展望 保健医療部門(依頼原稿)  単著  2016.11  『社会福祉学』 Vol.57-3 pp.229-240  2015年度の保健医療福祉分野の研究について、社会福祉学を基礎とした保健医療ソーシャルワーク研究を中心にレビューし、展望を述べた。総論として、地域包括的ケアが政策的にも求められる中で、生活への包括的な支援の視点を持つMSWの専門性への希求,言語化への探究を目指した内容が多いことを述べ、各論としては1.社会福祉学への視点 ― 歴史研究と実践の中から―、2.MSWの価値・知識・技術−専門性確立への探求−として、MSWへの期待、MSWの原点、領域別の知見の蓄積、質指標、アセスメント等、メゾ,マクロ局面における視点と実践、教育・スーパービジョンに分類してその概要を取り上げた。   
(3)その他          
4.学会等および社会における主な活動
(1)学会活動
1974年 4月  日本社会福祉学会会員(現在に至る) 
1984年 5月  日本ソーシャルワーカー協会会員(現在に至る) 
1985年 6月  日本医療社会事業協会会員(現日本医療社会福祉協会:現在に至る) 
1987年 11月  日本地域福祉学会会員(現在に至る) 
1990年 9月  日本医療社会福祉学会会員(現在に至る) 
1994年 6月  日本社会福祉士会会員(現在に至る) 
1995年 4月  兵庫社会福祉士会理事(〜1997年) 
1996年 1月  日本エイズ学会会員(現在に至る) 
1996年 9月  関西HIV臨床カンファレンス理事(〜2012年3月) 
2004年 4月  大阪社会福祉士会理事(〜2005年3月) 
2004年 4月  日本医療社会福祉学会理事(2013年より副会長、現在に至る) 
2007年 10月  日本社会福祉学会機関紙編集委員会委員(〜2012年10月) 
2009年 4月  社団法人日本社会福祉教育学校連盟社会福祉専門教育委員(〜2010年3月) 
2014年 4月  日本ソーシャルワーク学会理事(2017年) 
2014年 5月  日本社会福祉学会理事・学会誌副編集委員長(〜2016年5月) 
2014年 12月  第28回日本エイズ学会組織委員 
(2)公的機関の役職等
1998年 8月  尼崎市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画策定委員会委員(〜2000年3月) 
1999年 9月  尼崎市総合計画審議会委員(〜2000年7月) 
1999年 10月  尼崎市介護保険認定審査会委員(〜2001年3月) 
1999年 10月  兵庫医科大学治験審査委員会委員(〜2002年3月) 
2000年 4月  尼崎市高齢者保健福祉推進協議会委員(〜2009年3月) 
2000年 10月  尼崎市社会保障審議会委員(〜2002年3月、同副委員長〜2015年3月) 
2001年 4月  大阪府介護保険審査会委員(〜2007年3月) 
2002年 4月  尼崎市教育委員(〜2010年3月) 
2004年 4月  NPO法人「愛逢」理事(〜2017年5月) 
2006年 4月  尼崎市地域包括支援センター運営協議会及び地域密着型サービス運営委員(〜2012年3月) 
2009年 4月  尼崎市社会保障審議会地域福祉専門分科会委員(〜2015年3月) 
2009年 4月  尼崎市社会保障審議会高齢者保健福祉専門分科会委員(〜2012年3月) 
2009年 4月  大学基準協会大学評価委員会委員(〜2011年3月) 
2010年 4月  社会福祉法人尼崎市社会福祉事業団理事(現在に至る) 
2011年 4月  社会福祉士試験委員(〜2013年3月) 
(3)非営利組織等における活動
(4)講演講師等
(5)その他

学部・学科選択